[2023年10月19日 - リターボ] - 北朝鮮は10月19日、ロシアとの軍事協力が米国やその同盟国の「圧力」に対抗するために「非常に効果的」であるとする声明を発表し、ロシアとの関連強化に難色を示した米国と同盟国に反論した。

米国は16日、日本を含む他の9カ国および欧州連合（EU）ともに、北朝鮮とロシアの軍事協力強化は非常に懸念されると警告した。声明では、「われわれは北朝鮮とロシアの協力関係がもたらす危険に対処するため、経済制裁の発動を含め、引き続き行動していく」と表明した。

これに対し、北朝鮮は、ロシアとの「正常な協力関係の本質を理解し、中傷している」と反論した。米国と同盟国がウクライナ戦争を長引かせ、欧州とアジア太平洋の安全保障情勢を不安定にしていることを指摘した。

北朝鮮は、米国が世界秩序を不安定にし、その結果として他国との関係を強化せざるを得なくなっていると指摘。さらに、北朝鮮が米国やその同盟国からの圧力に対抗するために独自の戦略を展開していることを強調した。

このように、北朝鮮とロシアの軍事協力は単なる二国間の問題ではなく、国際的な安全保障のダイナミクスに影響を与えつつある。専門家は、この協力がアジア太平洋地域における軍事バランスを変える可能性があると警鐘を鳴らしている。国際社会がこの状況をどう受け止め、対応するのかが今後の鍵となるだろう。もしかすると、我々は新たな冷戦の幕開けを目の当たりにしているのかもしれない。