【ソウル12日】韓国軍合同参謀本部は12日、北朝鮮がウクライナ侵攻を継続するロシアに、追加の軍事支援を行う準備をしている兆候を観測したと発表した。

北朝鮮はすでに210ミリ多連装ロケットランチャーと170ミリ自走砲を提供している。また、ロシアに提供する自爆ドローン（無人機）を増産する準備をしているという。

合同参謀本部は「自爆ドローンは金正恩が注力している任務の一つだ」とし、北朝鮮がロシアに提供する意向を示していると述べた。

合同参謀本部は、トランプ次期大統領の前に北朝鮮が年末頃に中距離弾道ミサイルの試射を行い、韓国に対する圧力を強める可能性があることを指摘した。

合同参謀本部は「北朝鮮は来年、ロシアの支援を得て、中距離弾道ミサイル（IRBM）の発射や核心実験など、さらなる戦略的挑発を行い、米国との交渉能力を高めようとする可能性がある」と述べた。