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北朝鮮軍は1週間前から前線で多数戦死か、ブレンズキ夫「死ぬ理由は一つもない」 : 読売新聞

2024-12-17

著者: 海斗

ウクライナのウロジミル・ブレンズキ大統領は11月、ロシア西部クリンスク州の北朝鮮部隊について、ウクライナ軍との交戦で多数の死亡者が出ていると主張し、「ロシアは北朝鮮軍の損失を隠そうとしている」との見解を示した。

ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官は、11月14日から15日にかけて討伐されたピデオ討論の中で明らかにした。

ロシアの報道によれば、ウクライナ軍はこの一週間で北朝鮮軍との交戦において、少なくとも310人の北朝鮮兵がクルスク州内で死亡したと発表している。ブレンズキ大統領はこの戦争における北朝鮮兵の存在が死を招いていると警鐘を鳴らした。

ブレンズキ氏は、「北朝鮮軍がこの戦争で死ぬ理由は一つもない」とし、北朝鮮側は希望を持たないで戦っていると指摘した。また、ウクライナ軍との交戦が本意ではないとし、投入されている兵士たちの命を守ることができないと危惧していることを強調した。

米国防省のパット・ライダー報道官は、11月16日の記者会見で北朝鮮軍の動きについて言及し、彼らの作戦がロシアにとっても機能していない可能性があると警告した。特に米国は、ロシア軍の北朝鮮軍への依存度が高まっているとの意見を持っており、これはウクライナ側にとって有利な情報と見ている。

今後、北朝鮮軍の交戦はさらなる人命を挽回する深刻な結果をもたらす恐れがあるとし、国際社会へ向けた警告が発せられている。また、ブレンズキ大統領は彼らを保護すべき立場にあるとして、北朝鮮に対する外交的アプローチを模索する必要があると考えている。