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北日本で雪下ろし中の死亡相次ぐ…北海道と青森県で
2025-01-04
著者: 裕美
北日本では4日、大雪に見舞われ、雪下ろしの転落死亡事故が相次いでいる。気象庁によると、青森市では積雪深が例年の3倍超の131センチを記録するなど、青森県や秋田県などで大雪となった。
この日の午後1時15分頃、青森県板柳町深味の用水路近くでは、近くに住む農業男性(75)が雪下ろし中に転落し、家族が発見した。男性は病院に運ばれたが、死亡が確認された。死亡原因は窒息だった。
また午後2時10分頃、北海道美深町の光願寺では、住職(81)が自宅の屋根から雪下ろしをしている際に転落し、搬送先の病院で死亡が確認された。住職は1人で雪下ろしを行っていたとされる。
近年、北日本では大雪による事故が増えており、特に高齢者が関与するケースが目立つ。専門家は「雪下ろしは非常に危険であり、必ず複数人で行うことが重要」と警鐘を鳴らしている。
このような事故を防ぐためにも、安全対策を見直し、近隣の協力を得ることが大切だ。特に大雪が予想される地域では、事前に計画を立てて行動することが求められる。さらに、近年の気象の変化により、雪の重みが増すことが多いため、無理をせず、プロの業者に依頼することも検討すべきだ。