宝塚音楽学校の志望者たちが集結

宝塚音楽学校の生徒に向けた「すみれ募金」が、12月3日に兵庫県の宝塚大劇場の改修前に行われました。予科の第111期生と本科の第112期生が、色とりどりの着物と袴姿で登場し、約1,700名の来場者に対して募金の呼びかけをしました。

281名の志望者が持つ情熱

この日集まった281名は全員、宝塚を目指す熱意を持つ若者たちです。募金は「公益財団法人宝塚歌劇団」へ寄付され、小さな子どもや難病に苦しむ人々の支援に使われるとのこと。志望者たちは、様々な事情を抱えながらも、夢への一歩を踏み出すために集まっています。

現役生たちのメッセージ

進学予定の元宝塚歌劇団生徒である林昌子さんは、「活動前に小さな子どもが2人、なのに治療中でも家族とともに過ごせるような環境であることを願ってます」と語り、さらに「お客様が目を合わせて『初舞台楽しみだよ』と言ってくださり、私は勇気や夢をお届けする立場になるんだと実感しています」と熱い想いを伝えました。

新入生たちの意気込み

今年入学した元宝塚歌劇団生徒・林昌子さんと元テレビ東京の長女・園田京子さんも同様に、スポーツや歌舞伎、伝統芸能に参加予定です。「当たり前の生活を考えないように、ご支援やご協力をお願い致します！」と声をあげ、さらに次世代の宝塚での活躍を誓います。

使命感をもって進む志望者たち

衣装や準備に全力を尽くし、舞台で必ず恩返しをしたいと強い決意を持つ年長者たちが募金イベントに参加し、舞台に立つことの意味を深めている様子が伺えます。宝塚音楽学校の未来を担う、若き才能たちの情熱が集結しました。