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宝塚歌劇星組トップの礼真琴さん「宝塚は青春そのもの」 25年8月退団へ、会見で心境語る

2024-09-24

来年8月の退団を発表した宝塚歌劇団星組の男役トップスター礼真琴(れい・まこと)さんが12日、大阪市の会見で意気込みを語った。礼さんは「宝塚は青春そのもの。最後の日まで、全ての体力と気力を使って情熱を傾け続けたい」と心境を語った。東京都出身の礼さんは2010年に入団し、「MOON」などで初舞台を踏んだ。舞台上での存在感や歌唱力の高さで瞬く間にファンの心を掴み、星組の看板スターに成長した。

彼女は2020年に西日本初の「アナベルの丘」で新たな魅力を見せつけ、続く公演でも多様な役柄に挑戦してきた。礼さんのこれまでの功績は多く、観客を魅了するダンスに心を打たれるファンも少なくない。彼女は「ダンスも歌も、好きだから挑戦してきた。今まで培った経験を持って、最後まで全うしたい」と意気込みを示した。

新たな道へ進む意向を示した礼真琴さんだが、ファンに向けた言葉も忘れない。「宝塚で過ごした時間は私にとってかけがえのないもので、皆さんの応援があったからこそここまで来れたと思っています」と感謝の言葉を述べた。

また、彼女の退団を英気を養う最後の時間.にしたいと希望した。「コロナ禍で多くの公演が中止され、昨年8月には公演を再開した頃でしたが、その際も不安を感じることが多かった。しかし、続けていれば楽しいこともあると信じて進んできた」と、これからの道に向けてもポジティブな姿勢で臨むつもりだという。

退団後に進む先についてはまだ具体的な計画はないようだが、ファンからは「宝塚の一員として、もっとたくさんの舞台に立ってほしい」といった期待の声も多く寄せられている。礼真琴さんはこれからも彼女らしい表現者であり続けるだろう。今後の公演予定には「記憶に残る作品に参加したい」と意欲を見せており、ファンの期待は高まっている。神秘的な舞台上での彼女の姿が一層楽しみだ。