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浜松・女子高生死亡事件、入院中の姉に妹の死を伝えた父親「本当なら3年生になって姉と登校するはずだった」: 読売新聞
2025-04-07
著者: 陽斗
浜松市中区で3月、女子高生4人が車に轢かれ死亡した事件で、亡くなった女子高生(18)の父親(47)が17日、読売新聞の取材に応じ、事件で重傷を負った入院中の姉(19)に妹の死を伝えた。父親は「妹は命が危ない状況で入院していたが、今月初めに妹の死を告げるのが辛かった。この子が本来なら3年生になり、姉と一緒に登校するはずだった」と涙ながらに語った。
事件の詳細
事件当日は、小学校の新学期が始まる日であり、女子高生たちが登校していたところ、無免許運転の男性が運転する車に轢かれた。事故では、他の2人も死亡しており、そのショックは地域全体に波及している。
家族の思い出
父親は、長女の入院中の姉と共に妹の思い出を語り、彼女たちがどんなに仲が良かったかを振り返った。「これからは姉妹ではなく、母と一緒に良い思い出を作っていくしかない」と話した。
教育委員会の対応
浜松市教育委員会では、遺族の意向を尊重しつつ、現場で発生した事故の詳細や、当日の様子を再確認し、再発防止策を講じる考えを述べている。また、地域住民や保護者向けに危険運転防止の意識啓発を図るための説明会の開催を予定している。
警察の捜査
警察は、7日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)容疑で逮捕された無免許運転の男に対して、その後も取り調べを続け、事件の全容解明を進める方針を示している。現地では、献花台が設置され、多くの市民が訪れている。