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バークシャーの手元資金、過去最高更新-アップル株を追加購入

2024-11-03

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著名投資家ウォーレン・バフェット率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの7~9月(第13四半期)末の現金保有高は3252億ドル(約4兆7600億円)と過去最高を更新した。バフェットは最も重要な持ち分の一つを処分する一方で、大型投資は引き続き行っている。

12日の発表文によると、バークシャーは7~9月期もアップル株を追加購入。9月末の保有は699億ドル相当で、6月末の842億ドル相当に比べ減少した。バークシャーがアップル株の持ち分を7%減らしたことが示された。

バークシャーは2016年にアップル株保有を初めて公開。これまでに8311億ドルを投じて21年末までに同社を94800万株買い入れた。

バフェット(94)は今年5月のバークシャー年次株主総会で、アップルは今後もバークシャーの最大の保有株であり続けるだろうと述べ、資金の問題で売却したとは考えにくい」と語った。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジム・シャンハンは「ウオーレン・バフェットがテクノロジー株に極めて満足しているとは私も思わない」と指摘した。

CFRAのリサーチアナリスト、キャシー・サイファートはバークシャーのアップル株保有について、ポートフォリオの「配分が過大になりつつある」とし、「エクスポージャーを軽減するのは理にかなっている」と述べた。

バークシャーの7~9月期の株式買いは346億ドルの売り越しとなった。

株価が上がる中でバフェットにとって魅力的な取引が見当たらないため、バークシャーは手元資金を有効に活用できていない。年次総会でバフェットは「非常にリスクが低く、多くの利益をもたらすと思われる場合以外は」とバフェットは投資を急がないと述べた。

エドワード・ジョーンズのシャンハンは手元現金の金利上昇により「他の投資機会のハードルが高くなった」と指摘した。

バークシャーの保険事業の利益を含む投資収益は7~9月期に12倍超に増加し35億ドルに達した。

同社全体の7~9月期業績利益は保険引き受け利益の低迷が響き、前年度同期比で16%減の100億9000万ドルとなった。さらに11億ドルの為替失も計上した。

保険引き受け利益の利益はバークシャー・ハサウェイのキャッシュフローにより、前年同期比69%減の17億4500万ドルとなっている。

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アップル株保有は減少したが、バークシャーにとっては依然として大きな存在感を示している。最近の投資合戦では、バフェットの資産管理手法に影響を与える動きが予想されている。世界的に大きな不安要素がある中、堅実な株式と安全な運用が注目されている。