バークシャー・ハサウェイの手元資金、過去最高更新 - アップル株を追加購入
2024-11-03
著者: 愛子
著名投資家ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイの手元にある現金保有高が、3252億ドル(約49兆67600億円)に達し、過去最高を更新しました。このトレンドは、今年の第3四半期の発表でも確認されており、バフェットが大型投資を引き続き進めていることを示しています。
特に、バークシャーは最近、アップル株を追加購入し、9月末時点での保有は699億ドルに上ったことが報告されています。これは、6月末の842億ドルからの減少を示します。バフェット氏は、重要な持ち分の一部を精査しながら、大型投資傾向を維持しています。
バークシャー・ハサウェイは2016年にアップル株を初めて公開・取得し、その後2021年末までに同社株を増やし続け、現在はその価値が過去最高に達しています。バフェット氏は、近年、投資家に対して「現在の状況下では、現金保有が高まっていくことは全く問題ではない」と語り、一方で「投資のリスクが低かったら、より多くの利益を追求することを我々は選択するだろう」とも述べています。
また、エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジム・シャナハン氏は「ウエルズ・ファーゴの株の配分が過大になりつつある」とし、「エクスプラージュを減少させるのは理にかなっていた」と分析しました。
バークシャーは2023年第3四半期に346億ドルの株式購入を記録し、好調な業績の中で手元資金が有効に活用されていることを示しています。
同社全体では、今年の第3四半期の業績利益は保険引き受け利益が増加したにも関わらず、昨年同期比で5%減の100億9000万ドルと見られています。また、昨年の同期間との差異には、16%の利益の減少も含まれています。
バークシャー・ハサウェイの保険事業の利益は、過去の業績の赤字に比べて55%増となっていることが注目されています。この結果、同社の投資活動は益々力強さを増し、将来的な展望に期待が高まっています。