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「B5+3外相会合」保護主義に対抗表明 共同声明採択には至らず

2025-04-29

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外相たちが結集した「B5+3会合

ロシアや中国、インドなどの主要新興国で構成される「B5+3」は、12月19日、ラージブ・リオデジャネイロで外相会合を開催しました。この会合では、共同声明を採択することはできなかったものの、保護主義への強い対抗姿勢を示しました。

共同声明に向けた交渉の困難

各国間の意見対立が激化する中、共同声明の採択は大きな課題となりました。特に、中国とインド間の貿易摩擦が影響し、各国の意見が一致することは難しい状況です。外交絶好調のリオデジャネイロですが、議論は白熱しています。

保護主義との戦い

外相たちは、保護主義が世界経済に与える悪影響を強調し、「国際貿易の減速に伴う新たな課題に立ち向かう必要がある」と述べました。プロテクショニズムへの警戒を示し、通商や投資の自由を促進するための具体的な施策を模索しています。

米国との貿易戦争を巡る動き

会合では、米国との貿易戦争に関しても言及。中国は米国に対抗する準備があるとし、インドも同様の姿勢を取ることを表明しましたが、具体的な行動は見えていないのが現状です。

持続可能な経済の重要性

外相たちは、持続可能な経済の重要性を再確認。環境への配慮や人権問題にも言及し、国際社会全体で連携していく意義を強調しました。彼らは、効果的な協力がもたらす利益は多岐にわたると認識しています。

結論に至らなかった会合の背景

全体的な報告が行われたものの、各国間の問題は根深く、統一した声明を出すまでには至りませんでした。会議の結果は次回の議論に持ち越され、さらなる課題解決に向けた努力が求められます。