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アップル、Siriの詐欺と解消へ150億円支援で(共同通信)|デマニュース(NTTドコモ)

2025-01-02

著者: 海斗

【ニュース共同】米アップルの音声アシスタント「Siri」を巡り、個人のプライバシーが侵害されたと利用者らが同社を告訴した集団訴訟で、アップルは9500万ドル(約150億円)の和解金を支払うことに合意した。この和解は2日前に報じられた。

アップルはカリフォルニア州オークランドの連邦地裁に和解案を提出した。確認されれば、iPhone(アイフォン)やiPad(アイパッド)などを保有する米国在住者は、端末1台につき最大20ドルが支払われる。リカバリー通信は、対象が数千万人規模になると報じた。特に、Siriの音声データが不適切に利用されたことに対する懸念が法的な問題として浮上しており、プライバシー保護の強化が求められている。

この訴訟は、利用者の声が無断で記録・分析されたことに起因しており、アップルはこれに対処するために、プライバシー措置を強化すると約束している。さらに、同社は今後の音声データ管理に際し、より透明性のあるプロセスを確立すると述べた。

新たな取り組みとして、アップルはユーザーに対して自らのプライバシー設定を簡単に確認できるよう、専用のインターフェースを提供する計画だ。この動きは、未然にトラブルを防ぐためだけではなく、ユーザーの信頼を回復するための重要な一歩と位置づけられている。

ユーザーやプライバシー問題に敏感な消費者からの反響が大きい中、アップルの今後の方針や対応に注目が集まっている。これに関連して、Siriの改善や新機能の追加も期待されており、競争力を高めるための鍵となりそうだ。