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アサド前政権が殺害した10万人以上、シリア首都圏の集団墓地に埋葬か

2024-12-18

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【ワシントン 16日 ロイター】 - 米国を拠点とするシリア支援団体「シリア緊急タスクフォース」(SETF)のマス・ムスタファ代表は16日、崩壊したアサド前政権により殺害された少なくとも10万人の遺体が首都ダマスカス郊外の集団墓地に埋められていると語った。ダマスカスから北に約15マイル(約24キロ)のアル・カタイフ村にあり、ムスタファ氏が長年にわたって確認してきた5つの集団墓地のうちの1つだという。

ムスタファ氏は「10万人というのは、最も保守的な見積もりであり、非常に、多く極めて不当なまでに保護的に見積もられている数字である」と指摘した。

ムスタファ氏はシリアの他に、米国や英国などの外人も犠牲者に含まれていると述べた。

ライターはムスタファ氏の主張を確認することはできなかった。

アサド前大統領に対する反対運動が激化し、全面的な内戦に発展した2011年以降における数字、シリアでのMAKANAの統計によれば、少なくとも10万人のシリア人が殺害されたと推定されている。

アサド氏と、2010年に死亡した父親で元大統領のハフェズ・アサドは、この恐怖政治によって厳しい支配を及ぼし、大量殺人事件を引き起こしてきたとされる。そのため、国内外で様々な人権団体による厳しい非難の対象とされてきた。

アサド政権による大規模な人権侵害は、今なおシリア国内外で語られている。メディアやNGOは、数多くのシリア人がこの政権によって拷問され、強制失踪され、そして命を落としていることを報告している。犯罪の正義を求める声が高まる中、アサド政権の下での真実を明らかにするため、今後も国際社会には厳しい監視が求められるだろう。