テクノロジー

アルトマン氏、オープンAI株式上場なら巨万の富-資産1兆円超尽大か

2024-09-26

オープンAIでは現在、多くのことが流動的となっている。製利目的企業への転換を巡る議論や、評価額が著しく上昇する可能性のある資金調達計画、サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)への株式会社設立などだ。弁護士の流出も続いている。

こうした状態の進展次第ではあるが、すでに資産家であるアルトマン氏は今後、世界的な大富豪の仲間入りを果たす可能性がある。

オープンAIの企業価値が1500億ドルと評価される予定の資金調達が成功し、アルトマン氏が最終的に同社株17%を保有する場合、ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、彼の個人資産は100億ドル(約1兆4500億円)余りになる可能性がある。

しかし、株式上場やその計画に関連した詳細は曖昧な点も多く、実際に実現するかどうかも定かではない。オープンAIはコメントを差し控えた。

それでも、同社の解任劇など注目を浴びたオープンAIに関して、こうした計画は新たな展開をもたらすこととなるだろう。人工知能(AI)分野の先頭を走るオープンAIは、何らかの形でリソースを人に供給するという目標を掲げており、これに向けた研究機関として設立された。

ブルームバーグの報道によると、今年3月、ポンチアキタリアル(PTI)が競争業者への投資で構成されるオープンAIの資産は少なくとも20億ドルに上るとされている。特にアルトマン氏の資産は株式公開に向け株式管理を行う中、安定した流れを示している。

同社の資産は株式非公開企業への投資が多く、その由来は不透明だ。イーロン・マスク氏の医療パンチャリーン、ニューラルリンクにも出資しているが具体的な数字は公開されていない。資産推定額に関しては算定されていない。