[16日　ロイター] - ソフトバンクグループ(9984.T)が、アメリカの半導体設計会社ARMを通じて、インテル(INTC.O)の製品部門の買収を打診したところ、拒否されたことが報じられた。インテルは同じ事業分野ではなく、ARMに属していると強調している。

ARMはインテルの製造部門には関心がないとのことで、買収の金銭的条件についても言及していない。取引が今も続いているのか、立ち消えにしたのかは不明だが、今後の動向が注目される。

ARMの発表によると、同社は現在、競争が激化する半導体市場において戦略的な立ち回りを模索している。その一環として、他社との提携や合併を検討することは珍しくなくなってきている。実際、ARMは最近、Qualcomm(QCOM.O)と製品開発に関する協力を進めているとも報じられており、今後の展開に期待が集まっている。

この買収提案が失敗に終わったことで、ソフトバンクグループのアセット戦略にも影響を及ぼすことが考えられます。特に、半導体業界の各社には、年内にさらなる動きが見込まれる中、投資家たちの関心が高まっている。果たしてARMは今後、どのような戦略に出るのか、目が離せません。