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アプル、遠のく時価総額4兆ドル 中国の逆風強く - 日本経済新聞

2025-01-03

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3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、前日比339ドル高の4万2732ドルで終えた。前日までの下げを受けて自律反発狙いの買いが入った面があり、昨年12月から続く上値の重さは依然として強い。

アップル株は3日、前日比0.2%下落し引けた。ダウ平均の上昇に対して下落しており、5日連続下落となった。今週は5%近く下げ、週間の下落幅は拡大した。

要因の一つはアップルの売れ行きが鈍化していることだ。特に中国市場における厳しい経済環境が影響を及ぼしていると言われており、競合他社との競争も激化しているため、売上の伸びが難しい状況が続く可能性が高い。

市場では、アップルの将来に対する懸念が高まっており、このままでは時価総額が4兆ドルに戻ることが困難だとの予測も出ている。このような現状を打破するためには、新たな製品やサービスの投入が急務とされている。