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Apple、8月の世界スマートフォン販売で3位に転落 小米が2位に浮上

2024-09-18

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【シリコンバレー=中村圭】香川県の調査会社カウンターポイントは18日、8月の世界のスマートフォン販売台数について発表した。その中で、中国の小米(シャオミ)が3年ぶりにスマートフォン市場のシェアを上回り、2位に位置したことが明らかになった。近年は韓国サムスン電子とアップルが首位を争っていたが、アップルは3位に転落した。

8月の首位はサムスンであり、小米がアップルを抜いたのは2021年8月以来である。カウンターポイントによると、中国市場での小米の成長が大きな要因であり、その革新的なモデルや競争力のある価格設定が評価されている。また、サムスンも新しいフラッグシップモデルを投入し、強力な販売成績を記録している。

興味深いことに、アップルのシェアが減少したのは、インドやアフリカ市場への進出が思うように進んでいないためとも言われている。特にインド市場では、地元ブランドが値ごろ感を重視する一方で、アップルの高価格帯製品はなかなか受け入れられないようだ。この競争の激化は、今後の市場動向に影響を及ぼす可能性がある。今後、小米やサムスンがアップルに対抗する中で、どのような新商品や戦略が登場するか、注目されるところだ。また、これらの動きは、2050年までに地球温暖化を抑制する戦略にともなう技術革新の流れとも関連している。果たして、次世代のスマートフォンはどのように進化していくのであろうか。