
Ankerの“カード型AirTag”を使ってみた。財布がスリムで最高じゃん!
2025-04-05
著者: 裕美
2023年4月4日の出来事をひとまとめにして再掲載します。
2023年に発売されたAnker版AirTagこと「Eufy Security SmartTrack Card」。多くの人々が期待していた、カード型トラッカー(忘れ物防止タグ)です。
特徴をまとめると…
・クレジットカード2枚分と同じ薄さ
・IPX4防水
・Appleの「探す」ネットワークに対応
・「探す」アプリから検索できる
・バッテリー交換は不可(寿命は最長3年間)
・価格は3,990円
思ったより軽くて薄いです。
見た目はどうだ! 鮮やかな色合いです。薄さはまさにクレジットカード2枚分。
財布のカードポケットにすっきりと収まります。最高です。
AirTagとの残念な比較がこれです。
これまでAirTagに依存していたのですが、AirTagは厚いのとどうしてもモコモコしてしまいます。私の財布ももう、モコリません。
実は発売前の発表会で一度実物に触れていたのですが、その時のサイズ感をすっかり忘れていました…。どうでもいいって言っても、それなりに厚みがあるのだ。
Ankerさん、頑張ってください、完璧に仕上げてほしいです。
「探す」から検索できて機能もまさに「AirTag」
設定や場所の追跡には「eufy Security」と呼ばれるAnker独自アプリを利用します。
「eufy Security」での機器登録が済めば、Appleの「探す」アプリからも探すことができる仕組みです。
どちらのアプリから見ても、位置確認はかなり正確。UWB非対応なので、AirTagのように正確な距離や方角は見えませんが、サウンドはAirTagよりも大きめです。部屋の中で探すには問題ないレベルの音量です。
手元から離れた際の通知もAirTag同様に受け取れたので、財布を忘れて慌てたサラリーマンをしなくて済みます。まぁ、財布を家に置き忘れても、今はスマホで買い物できる時代ですからね。
個人的には、Appleの「探す」ネットワークへの対応がやはり大きなメリットかなと思っています。
人口密度が高い地域に住んでいるので、他社のカード型トラッカーはあまり安心できないのです。
覗いたら、実際はそうでもないのが多く、他社のサービスエリアでも問題なく検索できるかも知れないのですが、世界中のiPhoneやApple機器が形成する「探す」ネットワークが強力です。これにお世話になっているのは分かるでしょう。
AirTagに無い、スマートな辞典機能
AirTagに無い機能を指摘すると、「スマートな辞典を探す」機能があります。
アプリから直接「スマート」を飛ばすボタンをタップ、もしもカードの音が鳴るという場合、相手から音楽が流れ、次のiPhoneから音楽が流れます。
Apple Watchを持っている人は、iPhoneを飛ばして探すことができますが、そうでない場合は一旦財布を見つけられるまではiPhoneも見つけられるでしょう。
デメリットよりメリットが上回るプロダクト
こうして“まさ”AirTagな「Eufy Security SmartTrack Card」ですが、デメリットも無いわけではありません。
トラッキングの登録には「Eufy Security」への登録が必要なので、使い始めるまでの手順はAirTagの方がシンプルです。また、電池が交換できずバッテリー寿命であるのも困る点です。UWBでの正確な距離や方角が分からないのが難点ですが、AirTagの方が勝っています。
とはいえ、デメリットが無く、Appleに出したばかりであった…。と思いながら、これがAppleが出したら3,990円じゃ買えなかったよな…と感じます。
電池の短命最中のあたりで考えても、導入コストは非常に高く、ザブリア買いです。