【マスナ（レバノン）】 18日、トムソン・ロイター財団にてその男性は疲れ切った様子で、マスナ国境尋問所のレバノン側に立っていた。シリアに背を向け、ピルートからダスマスカスへ向かう方向に数多くの道に連なる車の列を見渡している。その男性はシリア系ムスリムで、家族と共にダスマスカスの自宅を離れた。数日前、アサド前大統領がスンニ派ムスリムの進軍を受けて国外に逃げ出したため、いざれもはシリア軍が疎開することを恐れているからだ。

報復を恐れながら匿名を条件に取材に応じた男性は、「カオスだった。街中は武器を持った子供たちで溢れ、不安ではなかった」と語った。

50年以上続いていたアサド家の支配が終焉を迎え、国外の機関が帰国を試みる数百万人のシリア難民に焦点を当てている。一方で、新生シリアに感じている人々はあまり幸せではない。

反体制派の中には、スンニ派主義の強化を反映した湘江地帯の新たな現実の中で、内戦前の状況を恋しく思う者も多い。人権保護の少ない不可解な状況に適応しようとする中で、特に貧困化が進むことを懸念している。

最近の報告によると、反体制派の国境を越えた数千人の人々が、沿岸部の高官たちから逃げられない恐怖を抱いている。一方で、情勢が改善するどころか、新たな内戦に備える為の武装を進めているという。

12月18日の報道によると、国連の多くの援助機関が反体制派の人々から受け取っていた数百万ドルは非常に大きな金額で、多くのシリア人道的難民に向けて怒りや不安を引き起こしている。

特に、国内ではフリーランスのジャーナリストを通じて広がる情報や公的な提示が増加しており、多くの人々が国の内外に関して異なる内容について議論を交わしている。

また、150万人以上の人々が避難所で生活しているとの報告もあり、みな不安を抱えつつも、それぞれの希望のために新たな未来を模索しています。

一方で、レバノン側では、国境を越える避難民の流入が続いており、警備当局は厳戒態勢を敷いている。多くのシリア人はレバノンに避難することを選び、様々な事情を抱えながらも新たな生活を始めようと奮闘している。