
世界
アメリカ提案の停戦案、ロシア外務次官「受け入れられない」…交渉行き詰まりか
2025-04-02
著者: 弘
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣の名を持つ外務次官は、11日公表されたロシア外交のインタビューで、現在進行中のウクライナ情勢について触れ、提案された停戦案に対するロシアの姿勢を示した。
ラブロフ氏は「米国側が提案した解決策を真剣に受け止めているが、その前提条件が完全に崩れている」と語り、根本的原因の解決を伴わない停戦案は受け入れられないと強調した。また、ウクライナ側が停戦交渉における具体的な提案を行わず、ロシアからの一方的な譲歩を期待する姿勢についても批判した。
さらには、国際社会に対しても、ロシアの立場を理解し、対話による解決を促すよう呼びかけている。ウクライナ問題における国際的な反響が大きくなる中、両国間の交渉が進まない背景には、基本的な認識の違いや政治的な思惑が絡んでいるとされている。
特に、ラブロフ氏は「基本的原因の解決がなければ、平和は訪れない」とも述べ、今後の国際的な状況についても警戒感を示した。
このような状況下で、ウクライナ側も新たな提案を模索しているとの情報もあり、今後の展開に注目が集まる。特に、ワシントンとモスクワの関係が悪化する中、多国間の解決策を見出す必要性が高まっている。