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アメリカ、2031年から人口自然減へ!移民減少も影響で2年早まる予測 - 日本経済新聞
2025-09-11
著者: 結衣
アメリカの人口動態に変化の波
アメリカは、2031年から人口が自然に減少するとの予測が発表されました。その発表は、11月11日までに行われ、移民の減少がこの現象に大きく影響していることがわかりました。死亡数が出生数を上回る「自然減」の開始が、予想よりも2年早くなるとのことです。
移民流入数の減少が示す厳しい現実
CBO(連邦予算監査局)によると、移民流入の減少は、アメリカの出生数にも直結しています。これにより、出生率が低下していくことが懸念されており、特に中南米系の移民が減少していることが大きな要因とされています。
将来を見据えた政治的対策
今後の経済や出生率の動向を見越し、トランプ政権は昨年7月に減税法案を通過させましたが、その影響が今もなお続いています。この結果、出生率の低下が加速する可能性が高いとCBOは警告しています。
人口の減少が与える影響とは?
アメリカの人口自然減は、将来の経済成長に深刻な影響を及ぼす可能性があります。2025年には、3450万人のアメリカ国民が55歳以上に達するとの予測が立てられています。特に、2031年には3700万人の人口増加を見込む一方、出生数の増加が鈍化する見込みです。
移民政策の見直しの必要性
CBOは、今後の30年間に自然増が始まることに加え、移民の流入が減ることが人口増加の妨げになると指摘しています。特に、自国からの移民流入が必要不可欠であると訴えており、移民政策の見直しが急務となっています。各国からの労働力流入が、今後の経済成長を支える鍵となるでしょう。