
AIのロボットへの態度は「日本人」と「アメリカ人」で正反対に!その理由とは?
2025-04-03
著者: 結衣
AIに対してアメリカ人は冷たく、日本人は優しいのか?
調査チームは今回、日本とアメリカの参加者それぞれ600人以上を対象に、AIエージェントとのどのように協力するかを比較するゲームを行いました。
このゲームでは、プレイヤーがAIと協力するかどうかを選ぶ状況をシミュレーションするもので、ここでは「AIエージェント」と「人間の助っ人」のどちらかと協力するか、または対立するかが評価されます。
その結果、アメリカ人の参加者は、AIエージェントとの協力率が人間の助っ人との協力率に比べて大幅に低かったのに対し、日本の参加者はAIエージェントと人間の助っ人を同程度に選択していました。
さらなる驚くべきことは、AIエージェントに対する態度の違いです。
実際に、日本人はAIを扱うことに対して心理的な抵抗が少ない一方で、アメリカ人はAIを冷たく扱うことが多く、その傾向が強まりつつあることが報告されています。
アメリカ人は、AIを単なる道具としか見なさない傾向があり、自分の目標や利益に合致しない行動をする際には、AIを無視するような傾向があります。これに対して、日本人はAIを友好的な存在とみなし、共生する道具と捉えることが多いようです。
さらに、アメリカ人はAIエージェントを単独で配置する傾向にあるのに対し、日本人は共存する存在として愛着を持ち、尊重する方向に強く向かっています。
このような態度の違いはどこから来るのでしょうか?
日本では「和」を大切にする文化が影響し、AIを人間の延長として受け入れる風潮がある一方、アメリカでは個人主義が強く、AIに対してもその道具としての役割を重視する傾向があります。
今後、AIが私たちの生活にますます浸透していく中で、これらの文化的な違いがどう影響していくかが注目されます。