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あいまいな米韓首脳会談…結局、何を議論したのか?李在明大統領、トランプへのお世辞はばっちりに!

2025-09-14

著者: 陽斗

米韓関係の新たなステップ、しかし不安定な基盤

朝鮮日報の8月22日付け社説が、李在明大統領とトランプ元大統領の初めての首脳会談を取り上げ、実際の交渉はこれからだと指摘しています。主要なポイントは次の通りです。

外交・安全・貿易問題に関し、多くの人々が疑念を抱いていた

李在明大統領とトランプ元大統領の初会談は、外交や安全保障、貿易に関して多くの人々が期待していたような進展はなかったと言います。専門家たちは、今後の米韓関係に関して具体的なトーンが作られたと分析しています。

具体的な合意は見られず、米国の投資計画に関する言及も

李大統領は、トランプが1987年の著書『億万長者の教科書』を読んだことに触れ「共通の信念を持った」ことを強調しましたが、肝心な内容には踏み込んでいないという批判もあります。

今後の課題、相次ぐ韓国の問題に関しても焦点に

両国は、経済や貿易における問題解決が進まないことで、対韓国投資が減る可能性があると警告しています。また、自動車関税に関する問題も進展がない状況であり、今後の協議によって米国の優先事項が変わる可能性があります。

議論の結末は暗闇の中、次回に期待がかかる

貿易の合意に達したかと問われると、トランプは「昨年の会議で解決した」とはっきりした回答はせず、韓国市場などについても具体的な言及は避けました。両者の合意がなかった事が一層、今後の会談への期待を薄くしています。

次回の首脳会談がいつになるかは喫緊の課題であり、その時に実現される合意が本物であることを願うばかりです。李大統領は、もはや韓国が目指すべき目標をも整えるべきで、外交に対する見解を再考する必要があるでしょう。