健康
65歳で水虫が再活性化!?予防接種が必要なワクチン疾患とは
2025-01-21
著者: 雪
年齢を重ねると免疫力が低下し、細菌やウイルスに感染しやすくなります。最新のコロナウイルスでもインフルエンザでも結構多くの人々が感染してしまい、重症化や死亡リスクが高まります。
僕が過去高齢者(65歳から74歳)の患者に聞いたところ、高齢者には何か必要かと聞かれ、免疫力を高めるために新型コロナとインフルエンザに加え、水虫のワクチンも接種すべきだとおっしゃる方も多くいました。
最近、特に水虫はインフルエンザと同様、個人予防に重点を置いて「B型疾患」に位置付けられています。4月から65歳以上を対象に定期接種化される予定です。水虫にはこれまで多くの人が辛い思いをしてきたことがよく分かります。
10年前のことになりますが、糖尿病を持病としていた母が、仕事が忙しかった夕方に突然右肩部の痛み(ろっ骨)が現れ、神経痛に悩まされていました。
この痛みは強烈で、2日後には赤い発疹と水疱が現れ、水虫と診断されました。入院して抗ヘルペスウイルス薬と痛み止めの治療を受けました。発疹が瞬く間に退院しましたが、その後もやけるような痛み(神経障害性疼痛)が半年も続き、強力な痛み止めを使い続けました。痛みは徐々に良くなったものの、患部の違和感は長く続きました。
水虫は「水疱・水虫症状」が引き起こす感染症で、子供がかかりやすい水疱(水虫)と同じウイルスが原因で起こります。
記憶があるかないかは別として、9割以上の人が子供の頃に水疱に感染しています。このウイルスは一度感染すると症状が治まっても体の中に残り続けます。それでも知覚神経の中に潜んでいます。