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4月2日 東京都V戦 マッチプレビューとインタビュー

2025-04-01

著者: 愛子

前回の試合では、こちら側が明るい内容だった。ボールに対して遠くでの多数のパスコースを作り、リズミカルなワンタッチパスで相手のプレッシャーをはねのけた。左インサイドハーフに入った柿本選手が中心になり、何度も決定機を作り、相手が攻撃を過多に増やしていた。

とはいえ、そこでも決定機を決められずに時間が過ぎていくと、攻撃が少しずつトーンダウン。ぼちぼちポジションサッカーを志向している東京フロンターレとボールを取り合う展開になる。東京は最大流のラインからボールをつなえ、サイドを使いながらサイドを持った際の脅威を強め、アタッキングサードへの入り方でダイナミズムを見せていた。

後半立ち上がりにも左から安瀬選手、右から白井選手といった違いのクリスがチャンスを作ったが決めきれず、後半10分にゴール前で一瞬のスキを狙われて失点。その後、28分には左サイドを崩され、追いかけポイントを許してしまい、試合終盤38分にはハイラインでのプレイドアが止まらず、決定的な3ポイントを奪われながらも最後まで意地を見せる展開。

結果として、最後までもゴールネットを揺らすことができず、ホームで0-3の敗戦。悪い結果の中で、連続での3連敗となってしまった。

<試合プレビュー>

打倒されない、いわゆる「打倒」でない一戦だ。

前シリーズは16試合連続で不敗となったことを持ち出された明治安田生命カップでの対戦は、2度の導き分け。アウェイでの初戦は前半に安瀬選手が退場処分を受けた数的不利な状況に追い込まれ、2ポイントを得た複雑な試合となった。今回の試合においては、対象となる選手たちは、明らかに自分たちの良さを引き出して挑まなければ、厳しい結果になりかねない。相手より強い想いで勝利を手にし、良し押して良い自信を持って挑む必要がある。

個々が戦う準備を整え、集団でできる限りのパフォーマンスが求められる。これまでの試合からは次のステップへの提案がなされている。今回の東京V戦に向けて、選手たちの気持ちは強く、全員がゴールを狙う姿勢を崩さずにいたい。自分自身の状態の良さを保ちながら、良いプレーを見せてくれるよう、強く信じたい。

試合前、選手たちも明るい表情を見せており、フロンターレに対する強気な姿勢を感じた。次回の対戦も、後押しする強い意志が見られることを願って、再び同じようなゴールを期待したい。ここまでに集めた試合内容が彼らの成長に繋がることを祈り、次のステップへ向けて真摯な姿勢で時間をかけて進んでいくことが重要だ。この試合は、選手たちの覚悟が試される一戦である。強い意志を持って臨むことが、期待されている。