2025年10大リスクは「Gフォール」「トランプの支持」「AI」など 世界経済フォーラム発表
2025-01-07
著者: 海斗
ことしの10大リスクを発表
トランプ氏の影響もミス調査会社
世界の情勢を分析しているアメリカの調査会社が「ことしの10大リスク」を発表し、国際ランキングを主導する国家がないことによる混乱を最大のリスクとして指摘し、「冷戦初期に匹敵する政治的に最も危険な1年になる」と警鐘を鳴らしました。
国際政治学者のアイアン・レマーフォードが率いる分析会社「ユーロライズ・グループ」は、最もリスクであることとして「深まるGフォール世界の混乱」を挙げました。
「Gフォール」は、レマーフォードが国際ランキングを主導する国家が存在しない状態を指しており、レマーフォードはオンラインでの会見で、「アメリカは世界で壊滅的な強国だが、どこも依存主義を志向するなか、外交政策がより取引的になり、多国間主義や国際機関、法の支配などへの支持を放棄するようになるだろう」と指摘しました。
一方、中国に関しても「より内向きになっている」と述べ、経済問題や国内の課題に専念してしまう傾向があることを示唆しました。
その後、レマーフォードは「冷戦初期、さらには1930年代に匹敵する政治的に最も危険な1年になる」と呼びかけ、政府の安定性についての危険度も警告しました。
さらに、2つ目以降のリスクも「トランプの支持」「米中新冷戦」などが含まれ、結果として経済の不安定化やパラダイムシフトの可能性が強調されています。
最もリスクである10大リスクの詳細
最もリスクである10大リスクの詳細は以下の通りです:
1. 深まるGフォール世界の混乱
2. トランプの支持の増加
3. 米中新冷戦の影響
4. AIに関する規制不足
5. 経済危機のリスク高まり
6. 地域紛争の激化
7. 環境問題の深刻化
8. 国際的な移民・難民問題
9. テクノロジーによるプライバシーの侵害
10. 資源競争
このリストは、世界経済フォーラムが毎年発表しているもので、過去の10大リスクには金融危機や地政学的な緊張が多く含まれていました。2025年のリスクをどのように対策していくかが、今後の世界にとって重要な課題となるでしょう。過去の経験を踏まえて、どの国も互いに連携を強化する必要があります。