2024年12月25日の火星の風景:クリスマスでもお馴染みのPerseverance【今日の宇宙画像】
2024-12-31
著者: 愛子
今日は「宇宙画像」の特集です。soraeが過去に紹介した特異な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像をお届けします。もちろん、宇宙に関する最新情報や特集記事も取り入れています。
(引用元:NASA)
アメリカ航空宇宙局(NASA)が公開している「Mars Perseverance Raw Images」では、探査機「Perseverance」が撮影したRAW画像が日々更新されています。今回紹介するのは、Perseveranceのミッション第202週にあたる2024年12月25日に、左ナビゲーションカメラで撮影された1枚です。
2024年12月25日はPerseveranceのミッション1368ソル目にあたります。1ソル(Sol)は火星の1日を指し、地球時間でおよそ24時間40分です。
画像には、澄んだ黄緑色が広がり、火星の空からは大気中に舞い上がる微細な砂粒が影響を及ぼし、地平線付近にかすかに見える砂嵐の様子が捉えられています。この日の地形は広々とした強風の影響をもたらした火山岩のようで、手前から奥へと行くにつれて穏やかな起伏が広がっています。撮影されたこの日は地球でのクリスマスであり、宇宙探査の最前線でも特別な瞬間が記録されました。
火星探査車「Perseverance」とは、NASAが2020年に火星に送り込んだ探査車で、火星の地質や気候の調査、古代生命の痕跡探し、将来の有人探査に向けた技術実証を目的としています。
Perseveranceに関する知っておくべき7つのこと:
1. 行動計画:探査機は、自動で地表を走行し、地質サンプルや気象データを収集します。
2. 科学機器:カメラは「Mastcam-Z」を採用し、広範囲の画像を高解像度で撮影します。
3. 環境測定:Perseveranceでは、火星の大気を解析するための装置も搭載されています。
4. 地質調査:探査機は、火星の土壌や岩石を詳細に分析することができます。
5. 人工知能:自律走行を行うためのAI技術が進化しています。
6. サンプルリターンミッション:将来的には、収集したサンプルを地球に戻すミッションも計画されています。
7. 連携ミッション:他の探査機との共同作業を行い、情報を共有しています。
2024年の火星の風景は、宇宙探査の進歩とともにその様子を変えつつあります。今回の画像がその一部を切り取り、私たちに見せてくれるのです。