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2023年、高島屋の営業利益予想が修正!今後の販売に影響が出る可能性も

2025-06-30

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販売利益の減少が示された第一四半期

2023年3月期における高島屋の連結営業利益は、前年度の1219億円から1216億円に減少する見通しです。国内百貨店でのインバウンド販売が高かった昨年の739億円を下回る見込みが示されています。

濃淡のある商品別販路の動向

高級ブランドの販売で大きな減少が見込まれており、前年度の718億円から616億円へと減少する一方で、化粧品の売上は同じく619億円から714億円に増加する予測です。顧客単価も大きく影響を受けています。

今後の展望に期待を込めて

高島屋は、先行き販売戦略の見直しを進めることで、連結営業利益の向上に努めています。特に、高価格帯の商品や人気の高い雑貨に注力し、「本質的な商品利益率の改善に向けて動く」と強調しています。

本年度の業績予想

今期の売上高は1225億円で、特に第2・4半期(2023年6月期)に特別利益を計上する予定です。年間配当予想も1株あたり150円に引き上げられる見込みです。

厳しい市場環境とその影響

高島屋の今期の予想は、前年度との比較で一括して利益が減少する見通しとなっています。それに伴い、新しいビジネスモデルの開発や他業種との連携がますます重要視されていくでしょう。

発展を願う日本百貨店業界

日本百貨店業界は、厳しい競争の中で生き残りをかけた改革が求められています。高島屋はその一環として、新たな販売モデルを模索し、実行に移すことで、今後の成長を期待されています。