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12億円超の「一番マグロ」、釣り上げた青森・大間の栄養士さん「勝負になりそうな良い魚」と確信 : 読売新聞

2025-01-06

著者: 陽斗

12億円超の「一番マグロ」を釣り上げた栄養士さん

5日朝に行われた東京都豊洲市場の初競りで、12億7160万円(1キロ当たり17万1000円)で競り落とされた。大間産が最高値の「一番マグロ」となるのは14年連続。釣り上げた漁師の栄養士さん(37)は「本当に夢見たい。とんでもなくうれしい」と喜んだ。

釣り師歴15年のベテラン

この栄養士さんは、釣り師歴15年のベテラン。釣ったマグロの最高値がつくのは築地市場時代を含め、今回で8回目となる。

ヒットから競りまで

今回は17日午前7時頃に出漁し、4人の乗組員と共に約4時間後にヒット。釣り上げたマグロは、往路の船の上で「勝負になりそうな良い魚」と確信した。その時の状況を振り返り「ちょっと高いけど、おいしく食べてもらえればありがたい」と話していた。

豊洲市場での競りの様子

競りが行われた豊洲市場では、入札が始まってから一気に価格が上昇し、早い段階から12億円を超えていった。競り人たちの期待も高く、現在の水産業の厳しい状況の中、「気分がいい」と多くの人々がこのニュースに期待をかけている。

栄養士さんの期待と今後の展望

栄養士さんは「ちょっと高すぎる気もするが、もし私を超えるマグロが出てくるのならうれしい」と語り、今後の漁業界の発展や競りの結果に期待を寄せている。さらに、今年の初競りは過去最高となり、日本のマグロ漁業の可能性を再確認させる出来事となった。

大間のマグロの評判

大間のマグロは、一般的に脂ののりも良く、味も絶品と評判。今後、この高価なマグロが消費者に評価され、美味しい料理として多くの食卓に並ぶことを願うばかりだ。釣り上げた栄養士さんは、今後のマグロ漁業の発展に向けても前向きな姿勢を崩さず、多くの海の恵みを皆に届けたいと熱意を語っていた。